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読書記録など。

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「神社の系譜」「日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか」「考えあう技術 教育と社会を哲学する」 書評

「神社の系譜」「日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか」「考えあう技術 教育と社会を哲学する」読了後の感想。 宮本健次「神社の系譜」については、この本の要点である、神社と自然暦との関係についてはわかった。 ようは、重要神社の夏至、冬至、秋分・春…

「読む哲学事典」「読書進化論」「現代中国の禁書」 書評

「読む哲学事典」「読書進化論」「現代中国の禁書」読了後の感想。 田島正樹「読む哲学事典」は、反実在論的な、様々な哲学的テーマについて概説した事典。ややわかりづらいところもあるが、概ね分かりやすく、哲学の様々なテーマに触れられる。ただ、全く予…

「日本のルールは間違いだらけ」 「世界を動かす人脈」 「ジャーナリズムとしてのパパラッチ」 書評

「日本のルールは間違いだらけ」 「世界を動かす人脈」 「ジャーナリズムとしてのパパラッチ」読了後の感想。 たくきよしみつ「日本のルールは間違いだらけ」は、日本のおかしい仕組みなどを綴ったエッセイ的な本。ローマ字の不合理、幽霊字の存在、狭軌であ…

「今こそアーレントを読み直す」「私は花火師です」「評論家入門」 書評

「今こそアーレントを読み直す」「私は花火師です」「評論家入門」読了後の感想。 仲正昌樹「今こそアーレントを読み直す」は、分かりやすいハンナ・アーレントの解説書。仲正昌樹氏は、割りと売れっ子の評論家かと思うが、多作ゆえにちょっと雑じゃないかと…

「ポストコロニアリズム」 「新書がベスト」 「動物化する世界の中で」 書評

「ポストコロニアリズム」 「新書がベスト」 「動物化する世界の中で」 読了後の感想。 本橋哲也「ポストコロニアリズム」は、延々と、先進国の植民地政策によって植民地の方々はこれだけの被害を受けたんだぞ、反省しろよと怒られているような本だった。 ポ…

「自我の哲学史」「愛国者は信用できるか」「超解読 ヘーゲル精神現象学」 書評

「自我の哲学史」「愛国者は信用できるか」「超解読 ヘーゲル精神現象学」についての読了後の感想。 酒井 潔「自我の哲学史」は、自我という概念は西洋で生まれたものであり、日本にこの自我概念は適用できないという主張をしていたことは覚えているが、それ…

「データの罠」 「子どもが減って何が悪いか!」 「UFOとポストモダン」 書評 

「データの罠」 「子どもが減って何が悪いか!」 「UFOとポストモダン」読了後の感想。 田村秀(しげる)「データの罠 世論はこうしてつくられる」は、データの読み解き方のついての本。特に、統計データはかなり意図的にデータを作り出すことが出来るので、注…

根井雅弘「経済学のことば」 書評

根井雅弘「経済学のことば」読了後の感想。 一人の経済学者あたり数ページで、歴史的に昔の学者からそれぞれの主張の一部を紹介し、解説を行う形式の本。 非常に多くの経済学者を扱っていて、読み応えがある。簡単な経済史を勉強できたように思う。経済素人…