「サブカル 騙る」の泣きゲーに関する妄想記事について
シロクマさんの記事を見ていたら、以前金八先生の記事について批判した「サブカル 語る」(以後、「サブカル 騙る」と呼称)の妄想記事について言及されていた。
ちなみに、私が以前書いた批判記事は以下。
本題に戻ると、「サブカル 騙る」の方は、泣きゲのプレイヤーは結局エロ目的でプレイしていたと主張する。
記事の内容を見ても、アニメは見たことがあっても、ゲームの方はプレイしたことがあるかすら怪しい駄文である。
今から10年ほど前、
エロゲーにあるムーブメントがありました。
それはエロゲーだけど、泣ける。
泣けて、抜けるが
ウリのいわゆる「泣きゲー」と言われた
エロゲーというジャンルの台頭です。
まるで見てきたように言っているが、Key作品をまともにやったことがあるのか?
プレイ時間の9割どころか、ヘタすると98%以上が全くエロシーンとは無縁である作品を、著者はエロ目的でプレイするのか?暇人か?
アニメにしても、むしろ泣きゲーはあまり肌の露出をしないことも多く、エロコメ系作品の方がよほどそういった需要を満たしてきたことにも気づいていない点で、アニメもせいぜい1、2作見た程度と思える。
その物語の
特徴としては主人公とヒロインの女の子が
男女のやる事だけはきっちりやるけど
アンハッピーエンドな結末が基本のコンセプト。
泣きゲーにおいても、アンハッピーは別に基本じゃない。
ゲームでは色んなルートがあり、ハッピーエンドもあればややビターなエンドもあるが、単純なアンハッピーエンドに終わる泣きゲーはそれ程多くない(もちろん無いわけではないが)。
大方、AIRだけのイメージで語っているのだろう。ここでも、決定的に浅い文章にクラクラする。
いいから、有名な泣きゲーを「ゲームで」一作やってみればわかる。
人によるとはいえ、エロシーンをスキップしたくなったり、「エロシーンが邪魔」と思ったりする人も多い。
なんといっても、10時間エロシーン無しなんてザラなのだ。
エロ以外のシーンが前フリかと言うと、内容もシリアスで緊迫していたり、コメディでおちゃらけたりはしても、欲情を掻き立てるような描写は殆ど無い作品が多い。
一つだけ著者を擁護しておくと、「ではなぜエロシーンをつけるのか?」と言われれば、「その方が注目されて売上が上がるから」と答えざるを得ない事実はあり、この点をついて「エロが欲しいユーザー需要に答えている」と言われたら、その側面は否定しない。
ただ、この著者の文章はそのような分析を経たものとは到底感じられず、またエロゲーによってアニメの低俗化が進んだという論には全く見るべきものは感じられない。
このあたりの反駁はシロクマさんの記事で十分行われているので繰り返さない。
私のこの文章も、正直言ってシロクマさんの内容に屋上屋を架したようなもので、あまり書く必要性も無かった。
それでも書いてしまったのは、以前アドベンチャーゲームに無知であるにも関わらず、浅はかに金八先生をネタにした点を批判したことがあったからだ。
また、(広い意味での)アドベンチャーゲームを浅はかな視点でネタにしていたため、突っ込まずにはいられなかった。
まあ、浅はかに騙るのが著者の芸風なのかもしれないが・・・。
以上。