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読書記録など。

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「身もフタもない日本文学史」「数字のウソを見破る」「ドゥルーズ入門」 書評

「身もフタもない日本文学史」「数字のウソを見破る」「ドゥルーズ入門」読了後の感想。 清水義範「身もフタもない日本文学史」は、清水氏のおもしろ日本文学話。 清水氏の著作は実は小説の方は読んだことがないが、それ以外の著作はいくつか読んでいて、概…

「こんにゃくの中の日本史」「テレビ進化論」「アナロジーの罠 フランス現代思想批判」 書評

「こんにゃくの中の日本史」「テレビ進化論」「アナロジーの罠 フランス現代思想批判」読了後の感想。 武内孝雄「こんにゃくの中の日本史」は、こんにゃくに妙にこだわった一冊。講談社現代新書で、この何を語るんだといった狭いテーマのタイトル。思わずつ…

「リアルのゆくえ」「神道の虚像と実像」「感染症と文明 共生への道」

「リアルのゆくえ」「神道の虚像と実像」「感染症と文明 共生への道」読了後の感想。 大塚英志、東浩紀「 リアルのゆくえ おたく/オタクはどう生きるか」は、サブカルチャー批評家として影響力トップクラスの二人の対談本。ただ、両者ともそれほど高く共感…

「誰がテレビをつまらなくしたのか」「メディア社会 現代を読み解く視点」「戦争報道」 書評

「誰がテレビをつまらなくしたのか」「メディア社会 現代を読み解く視点」「戦争報道」 読了後の感想。 立本幸治「誰がテレビをつまらなくしたのか」は、テレビ批判と提言の書。著者は元NHKチーフプロデューサー。書名からするとテレビの面白さへの批評にも…

「貝と羊の中国人」 「現代アート入門の入門」「はじめての言語ゲーム」書評

「貝と羊の中国人」 「現代アート入門の入門」「はじめての言語ゲーム」読了後の感想。 加藤徹「貝と羊の中国人」は、批判と擁護のバランスのとれた中国文化論。貝=貨幣と羊=遊牧民としての中国人の思想。日本との言語比較、人口変動の比較、テリトリーの…

「世の中がわかる「○○主義」の基礎知識」「デカルト入門」 「新聞消滅大国アメリカ」 書評

「世の中がわかる「○○主義」の基礎知識」「論争 若者論」 「デカルト入門」「新聞消滅大国アメリカ」 読了後の感想。 吉岡 友治「世の中がわかる「○○主義」の基礎知識」は、よく目にするような様々な思想上の○○主義の意味を簡単に説明した本。 確かに、大量…

「思考停止社会」「現代思想の冒険者たち デリダ 脱構築」「疑う技術」 書評

「思考停止社会」「現代思想の冒険者たち デリダ 脱構築」「疑う技術」読了後の感想。 郷原信郎「思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本」は、コンプライアンスが日本を滅ぼすとした本。 マスコミに「法律違反」「偽装」「隠蔽」「改竄」「捏造」というレッテ…