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ジャーナリズムの思想 書評

「ジャーナリズムの思想 原寿雄著」読了後の感想。様々なマスコミの問題点を取り上げ、批判しているので参考になるが、権力者に阿らないという主張が、しばしば権力者の意見には逆らわなくてはいけないという強迫観念に達しているのが気になる。マスコミは権力者の意見をそのまま載せてはいけないらしい。権力者の主張=誤りという前提は、客観的分析をねじ曲げているように思える。
この著者の主張は全体的にラディカルで、よく言えば進歩的、悪く言うと左翼的という感じがする。